デロリアンが、限定で生産復活へ。 デロリアンDMC12の歴史と再生産について解説

1981 Deleorean DMC-12
1981 Deleorean DMC-12 / Collector Car Ads


 デロリアンが、限定車として復活すると発表されした。
今日は、デロリアンDMC12の歴史と再生産について解説します。

■ デロリアンの歴史と、再発売されるデロリアンについて。 


DeLOREAN DMC-12 [SPORTS CAR] REF-1080323
DeLOREAN DMC-12 [SPORTS CAR] REF-1080323 / infomatique


 デロリアンは、ガルウィングドアとステンレスボディが特長のスポーツカー。


DeLOREAN DMC-12 [SPORTS CAR] REF-1080327 / infomatique


GMの副社長ジョン・ザッカリー・デロリアンが独立し、設立したデロリアンモーターカンパニー(DMC)。
理想の車を造る為に設立され、本社は、自動車の街、ミシガン州デトロイト。
製造工場は、イギリスの誘致金を頼りに作られ、ロータスとの兼ね合いもあり、北アイルランドに作られました。


● 車名の由来

 車名は、DMC-12。デロリアンは、社名です。

● 初代の歴史



1981 Deleorean DMC-12 / Collector Car Ads


 DMC12の デザインは、有名なイタルデザイン社のジョルジェット・ジウジアーロ!。
設計はロータスと、かなり豪華な組み合わせになりました。

 斬新な部分が多く、ガルウィングドア。ステンレスのボディ。エンジンマウントは後方で、駆動方式は、RR。 エンジンは、ロータリー搭載も目指されましたが、最後にはプジョー・ルノー・ボルボが乗用車用に共同開発したPRV。V型6気筒SOHC2,849ccをフランスで製造したものを搭載。
エンジンは、オイルショック後の時勢に合わせてやや非力ですが、
車全体では、充分に、スーパーカーの趣があります。

 DMC-12は、1981年に発売されました。
同年代の車は、アメ車だとコルベットはC3、コークボトル・スティングレーの時代。
日本だと、シティーが発売され、ソアラが人気が出た時代。ハイソカーブームがおとずれ始めた頃です。

 あと、この時代だと、ジョルジェット・ジウジアーロデザインの、いすゞ・ピアッツァにDMC-12は、外観がとても良く似てます。

 さて、DMC12は、当初は売り上げも好調でしたが、車体価格が2万5,000ドルと高額であること。品質が低く、トラブルも多く、キャンセルが増え、翌年には経営不振に陥りました。
また、補助金の停止や社長が、コカイン所持容疑で逮捕される(その後無罪判決)などのスキャンダルも致命となり1982年で倒産となります。

 最後の出荷は、1982年12月24日、累計製造は、8~9000台ほど。


 ● 映画 BTTFでの大ヒット

1/24 ムービーメカシリーズNo.08 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン パートI

 やや不幸な販売経緯となってしまった、DMC-12ですが、一気に息を吹き返します。
皆さんご存じの、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が1985年に世界で公開され、劇中にデロリアンが登場。

 ドクに改造されたスタイリングの格好良さ、ストーリーに大きく関わるアイテムとして。華々しい活躍もあって、DMC-12の人気が急上昇しました。

1989年の2作目では、空飛ぶ未来カーとなり、1990年の3年目には、クラシックカー風にアレンジされました。



 その後、デロリアン氏は、後継車生産の野心に燃えていましたが、99年に自己破産。
新型車製造の夢を果たせることなく、2005年に亡くなられています。


■ 現在

  デロリアンの製造工場は、 Stephen Wynneに渡っています。新しいDMCの取り扱い店は、米国5ヶ所にあります。中古車の販売や、メンテ。部品供給を行っており、車以外のグッズ、バッグなどの販売もされています。

 中古車は、4万ドルから6万くらいで販売されてます。

■ 再生産計画について

 デロリアンは、5年に一度くらい、製造計画が話題に上りますが、いまいち、軌道に乗りません。
それは、ベンチャー企業が扱うことや、デロリアンの設計が古く、今の規制に通せないことが原因のようです。

 2007年には、再生産計画が発表される物の、規制をクリアできず大量生産にはつながりませんでした。
2011年頃には、ベンチャー企業と協力してEVとして、発売される計画もありました。

● これからの予定 ~ 今回の生産について

 今回、生産に弾みが付いたのは、
年内に、米国が小事業でのレプリカ車へ規制緩和を行うからのようです。

 これで、古い設計の車でも、大きな障壁であった安全基準がクリアー出来る見通しになりました。
エンジンは、排ガス規制をクリアするため、新しく高出力のエンジンが積まれる模様。

 ただ、生産数は少なく、累計で300台ほどが作られる見込み。
月あたりの製造は、数台になりそう。 一般の人が手に入れるのは難しそうです。


■ 解説と私見

 ついに、復活。
これで、大量生産にこぎつけて、
ファンにも手に入る、サービス体制製が確立されると良いですね(*^_^*)


■ 参考、関連サイト

公式
http://www.delorean.com/



さらばランサー! 最終版「ランサーエボリューション ファイナルエディション」が登場。 特別仕様車の解説と三菱ランサーの歴史とラリーでの栄光

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 ランサーと言えば、国内外のラリーやレースで活躍したスポーツカー。
わたしも乗ったことがあるし、友達もランサーに乗った友人が多く、想い出深い車です。

 そのランサーの最終版が発表されました。
特別仕様車「ファイナルエディション」をもって、ランサーは終了します。

 今回は、ランサーを初めて知る方に、歴史と、新型が発売されるまでの経緯。
そして、特別仕様車「ファイナルエディション」の魅力と特長を紹介します。

■  ランサー、そしてエボリューションとは 


 ランサーは、三菱を代表するスポーツカー。車名は「槍騎兵」から来ています。
初代が1973年。そしてエボリューションが1992年に登場しました。

三菱がラリーに参戦した歴史の中でも、特に活躍した車で、走りを楽しむ人に愛されました。


■ ランサーの歴史 - 販売とレースの歴史



・ランサーエボリューション ヒストリー MITSUBISHI MOTORS TV

 車のレースで有名なのは、F1,ツーリングカー選手権。そしてラリーです。

 三菱と言えば、ラリー。長い歴史を持ちます。
そして、ランサーも初代A73から世界のラリーで活躍した車。 
ラリーの頂点”WRC”でのチャンピオンカーです。 

 アジアのちいさな島国で、生まれた槍騎兵は、三つのダイヤを胸に、世界に挑みました。
初代A73から、今回販売されるランエボのファイナルまで、その歴史。販売情報やレースの戦績を紹介します


● 初代 ~ 槍騎兵の闘いはここから、始まった。



1970s Mitsubishi Lancer / charlie cars


 初代 A73は、FRで登場。 4ドアと2ドアセダンがありました。
今外観をみると、もっさりした感じのクラシックカーですが、実力はなかなかあなどれません。
73年に競技ベースとなるGSRが追加されました。 ソレックスキャプ、サターンエンジンを搭載。


Mitsubishi Lancer 1600 GSR Rally Car '74 / clone555


 三菱がラリーに挑戦した歴史は長く、
最初は、1967年のコルトで、オーストラリアで開催された第2回サザンクロスラリーに出場したのが始まり。
挑戦のバトンは、コルトから、コルトギャラン。ランサーへと継がれていきます。

  ランサーGSRのラリーカーは華々しい記録を残しました。
ランサーは、三菱がコルトとギャランで得たラリーの経験を手に、世界へ挑みます。
ランサーがレースデビューした1973年。なんと第8回サザンクロスラリーで優勝。1~4位まで独占しました。



 そして、翌年は、世界ラリー選手権”WRC”へ挑みます。

 WRCにデビュー戦となるのは、サファリラリー。
赤道直下の全長5000キロ,5日間というという過酷なラリーです。
リタイアの車が続出し、カーブレイクラリーと呼ばれる状況でも、ランサーの素質は、他社を上回っていました。 海外勢の高級スポーツカー相手に、 日本の小さい1.6リッターのファミリーカーが活躍し、優勝の快挙をなしとげました。 

 サザンクロスで3年連続優勝。76年には、サファリラリーで、総合1位~3位の快挙。
ランサーは無敵で「キングオブカー」と呼ばれます。
 ラリーのために作られたランチア・ストラトス。ミッドシップにフェラーリエンジンを搭載した車にも勝っているのが凄いところ。 そして、日本のラリードライバー篠塚健次郎も、ランサーでデビューしています。

 4年間で6度の総合優勝という、輝かしい記録を残しながら、三菱は、オイルショックによる世界でのレース自粛の流れのなかで、ラリーシーンから1977年に一旦撤退しました。

 槍騎兵は、一旦休みにつきます。


Lancer 1600 GSR Safari / NAParish



■ 2代目ランサー。 「ランサーEX」 槍騎兵、ターボを武器に再び世界へ 


1/43 DISM RCM (RESIN CAST MODEL) A175A ランサー EXターボ GSR インタークーラー (ホワイト)

 79年に、2代目のランサーEX(A172)が登場。 

  デザインは、三菱車を幾つか手がけたイタリア人のアルド・セッサーノ。
駆動形式はFRで、新にターボモデルが登場。「ランタボ」の愛称で親しまれました。

ランサーEXは、一見ただの4ドアセダンですが、ハイパワーのエンジンを積んだ「羊の皮を被った狼」

 当時のターボ車の特長である、急激な出力特性を伴う「どっかんターボ」車でした。


Mitsubishi Lancer / .Robert.


 1981年。再び三菱はラリーへの復帰を宣言。
ヨーロッパ仕様のランサーEX2000ターボでレースに挑みました。

 ただ、この時期は、WRCが、オイルショックで縮小したレース活性化を目指し、グループBなど少量生産車によるカテゴリ-が作られた過激な時代。 
 アウディ・クワトロやランチア・ラリー、プジョー・205ターボ16など、4WD化や、”外見や名前だけ市販車の無茶苦茶な車”が次々に投入されている時期。 激変の時代でした。
それでもランサーは、ターボと、WRC初の電子制御燃料噴射装置で戦います。
 急激に変化するシーンの中で大きな戦績は残せませんでしたが、2リッター2駆最速マシーンとして、82年の1000湖ラリーで総合3位に入賞します。 
 その後、大惨事を起こし、悲劇を迎えていく他社のグループBマシンの歴史から考えると、ランサーは市販車ベースでの性能を活かし、輝いた車といえるでしょう。

 ランタボは、国内ラリーでは人気車として活躍しました。ラリーや車の開発ノウハウやデータを残し、
後の三菱ラリーの歴史に、着実にバトンを渡しました。

そして、ランサーはちょっとお休み。再びエンブレムを継ぐものを待ちます。

 その間に、パジェロや、スタリオンがレースで活躍します。


Lancer Turbo 1981 / Hugo90


 市販車のランサーは、 82年に「ランサーフィオーレ」が発売。ランサーのFF版として発売。ミラージュのバリエーションです。
 
 併売されていたランサーEXは、87年に発売を終了、ランサー単独モデルは一旦消滅。
ミラージュの双子。もしくはバリエーションとしての販売が続きます。 

 この頃は、日本で「ハイソカー」ブームが訪れていました。
大型車や、豪華装備がもてはやされ、高級至高の車が流行っており、メーカーは新型車を次々に発売。
車の系統が増え、コンセプトも理解しづらい、車のカテゴリ分けも出来ないほど混乱しており、スポーツカーも指針がぶれて迷走していた時代。 
 

1989 Mitsubishi Lancer 1.5 GLXi / NielsdeWit


 3代目ランサーは1988年に登場。
名前は”ランサー”に戻りましたが、この頃人気があったミラージュと姉妹車になりました。 
デザインは、曲面となって、当時人気だったギャランと似ています。 特長として5ドアハッチバックになりました。 1.6Lターボと4WDの「GSR」も登場しますが、いまいち人気が出ず。

三菱車のレースでの状況は、89年末に、兄貴分のギャランVR-4がラリーに登場、1000湖とRACラリーで優勝します。

89年には、市販車の三菱エクリプスが海外で人気。90年には、コンセプトカー”HSR”の理念が少し流れる”GTO”という派手目の車が登場します。
 三菱車自体は、元気なのですが、この時代のランサーの特長である、ハッチバックセダンの流行が、日本ではイマイチ。ランサーという車自体、スポーツなのか、当時流行した豪華さやファッション性を打ち出す車か明快ではなく、迷いが見えます。

ランサー休眠期とも言える時期で、とりあえず、名前を保ちながらスポーツカー復活、レース復活の時期を虎視眈々と狙います。


Mitsubishi Lancer 1.5 GLXi "Ninety" / denniselzinga



■ ランサーエボリューション登場 ~ 槍騎兵は、勝つために進化した。


Tommi Makinen`s 3 wheeled Mitsubishi Lancer Evo  - RAC Rally GB 1998 - Millbrook Stage
Tommi Makinen`s 3 wheeled Mitsubishi Lancer Evo - RAC Rally GB 1998 - Millbrook Stage / PSParrot
 ~ マキネン気迫の3輪ドライブ


 捲土重来。ランサーが再び活躍する時代が訪れます。

 80年代末から90年代は、国内スポーツカーのブームが訪れました。
ホンダNSXや、日産R32 GT-R。マツダは2代目RX-7、ユーノスロードスター。スポーツカーの歴史に名を残す名車が次々に登場 花開いていきます。




Mitsubishi Lancer EVO 1 RS
Mitsubishi Lancer EVO 1 RS / Seabird NZ


 1992年、ついに4代目ランサーが登場。 
そしてランサーエボリューションが発売されました。

レース向けに作られたランサーベースの進化(エボリューション)モデル。ラリーで勝つために生まれたモデルです。

 車体サイズの小さい車に、兄弟車のエンジンを積む、レースベース車種伝統のスタイルで登場。
電子制御が進んだギャランと比べるとシンプルな足回りで、ギャランVR4から熟成された4G63エンジンを受け取り、4WDへと進化。 レース向きの構成となりました。

 93年に、ランサーは10年ぶりとなるラリーへの復活。 WRCへ参戦しました。
WRCでは、いきなり4位入賞。その後も表彰台に昇ることが続き、優勝こそありませんでしたが好成績を収めます。

 94年に2代目エボが登場。
ここから、レースに向けて一年おきのランサー新型モデル投入という活気のある時期がつづきます。

 レースでは、この年三菱はAPRC(アジアパシフィックラリー)に力を注ぎ、インドネシアとタイで優勝します。 WRCもスポット参戦で好成績を収めながら、95年にはWRCで初優勝。1-2フィニッシュを飾ります。

1/24 インチアップシリーズNo.34 三菱ランサーエボリューションIII GSR


 95年に、3代目ランエボが登場。

 熟成が進んだランサーは、アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)で連勝。
メーカーとドライバーズタイトルを手に入れます。WRCは4戦目から参戦し3戦目で優勝。

 96年。前年度にフルモデルチェンジとなったランサーに合わせエボも車体を一新。
注目されるWRC。 ドライバーはトミー・マキネンでランサーの組み合わせ。
 ユニットは、ランサーターボ2000から続くシリウスエンジン「4G63」。ランサーからギャラン、そして再びランサーで進化を遂げたエンジンが勝利を招きました。

 三菱は、ついにWRCで、タイトルを手に入れます。マキネンは初のドライバーズタイトル。
WRCでマニュファクチャラーズ2位を手にし、APRCでは優勝しました。


David's Mitsubishi Lancer Evolution IV / MDB Images



 99年。エボⅣが登場。

 エボⅣもWRCに投入。WRCは、改造範囲の広いワールドラリーカー(WRカー)が登場し始めましたが、ランサーは、エンジン搭載方法や、新型ミッションの搭載など改良をつづけ、
マキネンは、2年連続ドライバーズチャンピオン。マニュファクチャラーズは3位を手に入れました。


Tommi Makinen`s 3 wheeled Mitsubishi Lancer Evo - RAC Rally GB 1998 - Millbrook Stage / PSParrot
マキネン3輪ドライブ


 98年。エボ5では、スバルやトヨタが使用するワールドラリーカー(WRカー)では参戦せず、
三菱のレース理念に沿い、あくまで市販車ベースのグループAで参戦。
 マキネンは、WRC初の同一年度レースで5回優勝。
そして、史上初の3連覇、三菱はマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得。

 1960年代から、ラリーに挑戦した三菱が求め続けたもの。WRC完全制覇。
”ダブルタイトル”の栄光に輝きます。

アジアの片隅から、世界に挑んだ槍騎兵は、ついに頂点へたどり着いたのです。

IMG_3007
IMG_3007 / NoAntidote






Evo VI TM Ed. / Fabio Aro


 99年、VIが登場。


Tommi Makinen's Evo VI WRC / poqua


 99年末には、ランサーエボリューションVI トミ・マキネンエディションが発売されます。

 WRCでは、すでに、WRカーが趨勢を占め、グループAレギュレーションの車はランサーだけという四面楚歌の状況でも、マキネンは、4年連続チャンピオンになります。
2000年にWRCでは、規制で縛られますが、WRCドライバーズ5位。
2001年にはドライバーズ、マニュファクチャラーズ3位を獲得します。

 ~ この後、レース車は、セディアベースへと移行し、市販ランエボベースのレースカーは終了します。
ランエボVIは、WRCで活躍した最後の市販ランエボとなりました。


Mitsubishi Lancer Evolution 7 2002 / order_242


2000年、Ⅶが登場。
車体は、前年度フルモデルチェンジしたランサーセディアベースになります。
WRCでは、ホモロゲーションが取れず、レースの活躍は、国内にシフトしていきます。


Mitsubishi Lancer Evo VIII / chuckoutrearseats


その間に、富士山グリルのⅧが登場。
IXでは、連続可変バルブタイミング機構MIVECを装備。初のワゴンも発売されます。


Mitsubishi Lancer Evo 9 2007 / order_242


 レースで、ランサーとWRCとの関係は少なくなりましたが、アジア、国内レースで活躍しました。

 2000年代は、市販車の流行は、低迷する景気の中でバンや小型、軽自動車が人気となり、ランサーにはやや辛い時代となってきます。 また、初期の頃はレースシーンに向けた車でしたが、速度を追い求めるという方向性は保たれているものの、後半は、車体が大きくなってきて、高価な部品や、電子制御、装備が進んでいき、”小型ボディにハイパワーエンジン”という伝統の手法からやや離れていきます。

Evo X
Evo X / NAParish


 2007年に、最後のモデルとなるランサーエボリューションXが登場。
7代目ランサーが”ギャランフォルティス”として発売され、エボも派生しており、新系統の車になってます。
エンジンは、1979年から使われた伝統の4G63系から、新型の4B11になり、アルミブロックエンジンとなりました。
 変速機は、トルコンを使わないツインクラッチSSTが新たに登場。MTと併売されます。


IMG_4429.jpg / AE86 Ayumi


 エボXは、マイナーチェンジや、特別仕様を出しつつ、なんと8年間も頑張りました。
ランサーらしい、走りの電子装備や、新素材パーツも装備されますが、平行してクルーズコントロールや、BBS,革製レカロを装備したり、盗難防止装置、音楽装備の追加。高級仕様へと幅が広がっています。
 ツインクラッチSST車は、昨年すでに販売を終了しており、今回の特別仕様が、最後の発売となります。 



- そして伝説へ。 - 

ワイルド・スピードX2 [レンタル落ち]

 歴代ランサーは、お手頃価格で高性能、国内外のラリーで活躍しました。

映画の世界でも「ワイルドスピード」では良く登場し、”X2”では主役のブライアンが乗りました。
「Taxi2」でも登場。人気の高さが伺えます。

 日本では、そんなに知名度が高いとは言えないランサーですが、
海外では、WRCの人気がとても高いので、チャンピオンカーであるランサーは注目されます。
 
 そして、ヨーロッパの人は、伝統と歴史を重んじます。
ちょこちょこ、レースに復帰するメーカーもありますが、評価は低くなります。
レースを続けるフェラーリは、長く憧れの存在ですし、日本人だとスキージャンプ競技で”レジェンド”と呼ばれる葛西選手のように、長く挑戦を続ける姿勢は、敬意と賞賛を集めます。 

 長くラリーを続ける三菱。 なかでもランサーは、活躍し信頼を得ました。
市販車に近い状態でレースを戦い続けたことも、ランサーを購入するわたしたちに親近感と夢を与えます。
世界で多くのファンを持つ、人気が高い車となりました。


MOD2012 / Mitsubishi Photos



■ 特別仕様車「ファイナルエディション」について


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「ファイナルエディション」は、GSRの5MT車がベース。

カラーは5色が用意され、ルーフがブラックのモデルも用意。
パールホワイトは、有料カラー。

 外装は、専用バンパーやフォグランプ。
内装はレカロシート。専用カラーを施したインテリア。
装備では、BBSホィール、ビルシュタインのサス、スプリング、ブレンボディスク。
ナトリウム封入バルブなど。豪華な装備が追加されています。

 販売予定価格は、4,298,400円(消費税込み)
なお、限定販売で、予約が1000台に達した時点で受け付け終了。

■ これからの予定 


 予約は4月10日に開始。
発売は8月。


■ おわりに ~ 解説と私見 



/ Mitsubishi Photos


 「ファイナルエディション」も、正直わたしに、もっとお金があれば、欲しい車です。

 最近は、ちょっと元気がない三菱。
また、エコカーや軽自動車が主流となり、スポーツカーは辛い時代。 ランサーはスポーツカーの資質を保つ故に、時代と契合することなく、歴史は、一旦幕が下りることになりました。

 ただ、ランサーは海外で人気が高く、販売は継続されます。
そして、車のブームは繰り返すので、またいつか、国内でランサーが復活するでしょう。
それまでは、ランサーの名は、ちょっとお休みです。

 よく頑張ったね。 長い間ありがとう。ランサー。

ファイナルは買えそうにないけど、今度の新モデルが出るまでに、貯金しておくぞ。\(^O^)/

 また、槍騎兵が帰ってくるのを待ってる。



Lancer 1600 GSR Safari / NAParish


 
■ 参考、関連サイト

三菱 1600GSR
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/history_j/70s_j/lancer_1600gsr.htm

ランサー2000EX
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/history_j/80s_j/lancer_ex2000.htm

ランサーエボリューション ファイナルエディション スペシャルサイト|MITSUBISHI MOTORS JAPAN
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/evo/special/final_2015/

プレスリリース X
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2015/news/detail4880.html

Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/三菱・ランサーエボリューション

ついに、新型NSX発表。 NSXの歴史と新型NSXの特長を紹介

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 ホンダが、ついに、新型NSXを発表しました。

 10年ぶりの新型の登場。今回は市販型の発表で、いよいよ発売が近づきました。

 今回は、NSXを初めて知る方に、NSXの歴史と、新型が発売されるまでの経緯。
そして、新型「NSX」の魅力と特長を紹介します。

■  ホンダ「NSX」とは ~NSXの歴史



・ホンダ公式動画 Next generation Acura NSX  本田技研工業株式会社 (Honda)

 ホンダ「NSX」は、ホンダを代表するスポーツカー。
初代が1990年。そして2代目が今年夏から、オーダー開始となりました。

● 車名の由来


NSX Badge / ryanmotoNSB


車名は新しいスポーツカー(ニュースポーツ)と未知数を示す「X」が組み合わされています。
ただし、2輪の世界ではすでに、「NS」を使用していたこともあり、ホンダの好む名前だと思われます
2代目の報道では、新時代のスポーツカー体験(New Sports eXperience)という用語も出ています。

● 初代の歴史


Acura NSX
Fabio Aro


 「NSX」は 日本が「バブル」景気の最中。
ホンダはF1に復帰し、セナやプロスト、ピケを抱え、他を圧倒する力を持っていた時期です。
そんな中。1990年に初代NSXが登場しました。


McLaren Honda MP4/4 / nic_r


 市販車では、FFを得意とし、レースでは、前年までF1にターボエンジンを供給ししたホンダですが
「NSX」は、自然吸気エンジンで登場。ちょうど1989年に過給器が禁止され、NAに移行するF1と歩調を合わせる形になりました。

 NSXのアプローチは、当時のスーパーカーや、スポーツカーの中でも独特。ミッドシップエンジン、アルミボディという贅沢な内容。戦闘機のような、キャノピー。美しい、ロングボディ。


Ayrton Senna/ Formula1streaming


 開発には、当時のF1ドライバーである中嶋悟さん、アイルトン・セナさんが参加。



 試乗や、アドバイスもしています。 
車体製造でホンダは、アルミボディ製造のために発電所を作ったという、逸話も残っています。
価格は、当時の日本で新車としては最高額の800万円で販売されました。

 NSXは長く生産されましたが、2006年のヨーロッパの排気ガス基準に適合させると生産が取れなくなるため
2005年を持って生産終了となってます。





NSXタイプR


GT-NSX test car 2005 / amika_san




 スポーツバージョンのNSXタイプRも1992年から発売。
2005年2月には、レースのホモロゲーション取得用に「NSX type R GT」が製造。価格は5000万円

 「NSX」は、市販車としては、15年も販売され、レースでは、今だ活躍する名車です。


Fabio Aro


■ 新型「NSX」とは?


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 2代目となるNSX。2010年頃の”アキュラブランド”の日本導入とともに、新NSX登場が予定されていましたが
リーマンショックによる金融破綻、 不況のあおりを受け、開発が中止になっていました。


Acura NSX at NAIAS 2012 / Autoviva.com


その後、2012年に北米の自動車ショーで「NSXコンセプト」が登場。 
2013年の東京モーターショーにも展示されました。


Acura NSX concept/ Joseph Brent


2013年に試作車が公開。

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レース仕様の走行風景が公開され、アメリカのインディカーレースでデモ走行もしました


・公式動画 アキュラ 発表会。

2015年、ついに北米のショーで市販型が公開されました。



 ● 新型の特長

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 現在のエコカーや、電子制御など、自動車の流行に沿って、
ホンダが生み出した。スポーツ車です。

 車で目立つ特徴としては、新型NSXは、ハイブリッドカーです。
エンジンと3モーターとが組み合わされます。

エンジンは、ミッドシップで直噴V型6気筒のツインターボエンジン。
 モータを内蔵した、9速デュアル・クラッチ・トランスミッションが組み合わされてます。
駆動方式も独特で、4輪駆動。左右前輪にも独立したモーターが付きます。
駆動系全体は、「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」と呼ばれます。

 ボディは、複合素材。アルミ、超高強度鋼板、カーボン製のフロアーとの組み合わせ。

 電装の要素が増えたため、面白い制御系も追加されています。

「Integrated Dynamic System」で、ドライバーの要求に応えて走行性能を制御できます。
「Quiet」、「Sport」、「Sport+」、「Track」の各モードをダイアル操作で切り替え可能
静かに走ったり、極限の性能を出すこともでります。
発進時に、エンジンと3モーターをフル活用した加速を実現する「ローンチモード」も備えています。

 今回のNSXは、北米が主導で、生産も米国オハイオ州でされます。

■ 各部の特長 外観や機能、価格



● デザイン

 初代と比較すると、フロントの厚みが増してますね。
ルーフが黒く塗られ、ドア付近にもインテークがあり、初代NSXの雰囲気が残っています。

 全体のデザインは、ややインパクトに欠ける印象を受けました。
初代NSXのような「低く、広い」個性有るデザインとは異なります。

 ハイブリッド化されたのは、時代の流れ。排出ガス規制への対応もあるでしょう。
それゆえ、生粋のスポーツ車には見えないし、ハイブリッドとしてもどこか思い切りに欠けて、やや中途半端に感じます。 現行のホンダ車デザインに沿っています。 

 これは新NSXは、前代のような、独立、もしくは突出した存在ではなく
現在のホンダ車の旗艦機として、ブランドイメージを示す。他のホンダ車を
デザインや、コンセプトで牽引する役目を持って登場する存在のようです。


■ これからの予定 ~ 興味深いこと


 米国での販売価格を約15万ドルからとし、今年夏からオーダー受付を開始。


■ 解説と私見

 ホンダが凄いなあと思うのは、
特殊な車。旗艦機や、個性の強い車をけっこう粘り強く、育てるところ。

 初代は、15年も製造され、
現行車種では、ハイブリッドカーでスポーツ車の「CR-Z」という特殊な車を作り、育てています。

 新型NSXは、数々の新機軸を搭載したスポーツカーであり、
エコカーが主流、人気となっている日本で、ハイブリッド・スポーツカーで登場する、面白い存在です。

 私が残念に感じるのは、新型NSXには なぜか、デザインやコンセプトに、魅力や衝撃を感じない。

 他のハイブリッドスーパーカー。
フェラーリのハイブリッドカーである「ラ フェラーリ」のような、デザインのすごさや、F1譲りのシステムという迫力有る装備は無い。
マクラーレン・P1のような、無茶なパワー。加速性能を強化するために追加されたようなモーター。ものすごい威圧感も無い。
新NSXが近いのは、ポルシェ918スパイダーでしょうか。モーターがリア+フロント2個という構成、4種の走行モード、という装備も似てます。

 NSXは、真面目で、現状の自動車が持つ、枠や壁を、どこか突き抜けられない。”堅い感じ”がします。

 ただ、NSXは、まだ、車の馬力や動力性能が完全に明らかになってないこともあり、これから、分かる実力に期待します。

 あと、大きい部分として、長く続いた円高も関係有るのでしょうか?
新型NSXの製造、販売は北米が主導で、日本での製造ではないこと。あまり、感情移入できないです。
メイドインジャパンで、日本で、先行して発表されてたら、もっと嬉しかったです。

 かって、好景気時代に販売された初代NSXや、日産のR32 GT-Rは
海外スーパーカーと比べて低価格ながら、独自のデザインや、機能。動力性能を持ち
レースでも、市販型でも海外勢と渡り合えるすごみを持っていました。

 初代NSXは、デザインの美しさ。F1での威光、個性や、こだわり。
ホンダの魅力と実力が結集し、多くの人が憧れ、道行く人がNSXを見れば振り返る。
世界に誇れる車でした。

2代目NSXに、ホンダDNAは受け継がれているのか?
NSXという、エンブレムを付ける資格。あたらしい価値を創出できるか。期待されます。

 2015年は、ホンダのF1復帰が予定されている年でもあり、
NSX投入には、絶好の時期。 NSX販売で、市場の評価がどうなるか、注目します。
また、詳しい情報が出たら、記事を書きますね


■ 参考、関連サイト

・ホンダ 報道
2015年北米国際自動車ショーでAcura新型「NSX」を世界初披露
http://www.honda.co.jp/news/2015/4150113.html

2014年12月18日
2015年北米国際自動車ショーでAcura新型「NSX」を世界初公開
http://www.honda.co.jp/news/2014/4141218.html

2014年SUPER GTシリーズGT500クラスに参戦予定の「NSX CONCEPT-GT」を初公開
http://www.honda.co.jp/news/2013/c130816.html